ふたつめの時間。

突然ゴルフにはまった、仕事もしているアラフィフのブログ。女ですがクルマも好きです。

「嫁にゴルフをやらせたい」と思っている貴方へ。

仕事とゴルフとその他もろもろで忙しく、すっかりブログをさぼっていました。でもみなさんのブログは拝見しています。

 

おいしいもの、海外のお話、可愛い雀、キュートな子育て漫画、単身赴任の旦那さんの留守を守るお母さんの日記。読み続けていくうちに他人とは思えなくなってくるのがブログの不思議なところです。

 

私はといえば、忙しくはしていたものの、ゴルフについてはおかげ様でレディースのベスト90、レギュラーでベスト99に突入し、今シーズンは気持ちよく終了できそうです。久しぶりのラウンドレッスンで、より精度高く飛距離を伸ばすスイングの課題を先生にもらったので、この冬はその習得にいそしみます。

 

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さて。本題に。

 

私はダンナさんと一緒にほとんどの場合ラウンドします。ホームコースも一緒、職場も一緒、互いの付き合いも一緒。何もなければ二人でツーバッグ、平日休日の練習も一緒、ラウンドレッスンも一緒。そもそも2年前の私のゴルフ人生のスタートはダンナさんなので、当然といえば当然ですが。

 

そんな私たちとラウンドで一緒になる多くの男性陣のコメントを大別するとこんな感じ。

 

「一緒の趣味があってうらやましい。」

「時間もできてきたし、やろうよと嫁を誘ったけど、いやだと断られちゃって。」

「嫁にクラブ買ってあげて、一緒にラウンドしたんだけど、一回目でもういやだと言われて(泣)」

 

なるほど。

 

でも、ツーバッグが多いゴルフ場のお風呂などで年配の女性とご一緒すると、「ゴルフがあるから仲良くできるのよ(笑)」「旅行も、観光と食事だけだと飽きちゃう。ついでにあのゴルフ場いこう、というネタがあって旅行も活発になるの」「年をとっても続けられるでしょ、健康のためにもよいわよ。歩くしね。」という話をよく聞きます。みなさん、だんなさんに勧められて、子育てが一段落したくらいから始めたとおっしゃる。

 

男性も仕事を引退したら、仕事づきあいで週末ゴルフ、という機会も少なくなってくる。でもゴルフは続けたい。だとすると、子育ても一段落して、少しずつ時間ができてきた奥さんがゴルフ始めてくれたらいいな、と思うのも自然な流れなのでしょう。

 

夫婦二人でいる時間をどうやって過ごすのか、というのは、それなりに人生の大きなテーマです。

 

ということで、なかなか奥様をゴルフに巻き込めない男性陣のために、50才手前でダンナに言われてゴルフを始めてスッポリはまった私の立場から、うまく奥さんのゴルフのスタートアップを実現するコツを整理してみましょう。

 

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1)クラブや道具は自分で買って揃えてあげましょう

高級なものでも新品じゃなくても大丈夫。最初のハードルは、あの数の多いツールです。何がなんだかわからない初心者にはまず「これ持ってみて」からスタートです。我が家は、ゴルフやろうと言われ、「そーねー、じゃあやってみようかな」といった2週間後に、ドカンとクラブが届きました。ドライバーって何?という私でしたので、その重さと本数にびっくりしましたが、とりあえず目の前に道具があると、これはやらないと・・と思うので、その時点で一番最初のハードルはクリア。

 

2)ラウンドのスケジュールを先に入れましょう

奥様の状態、マインドいかんで、「どれくらい先にいれるか」はさじ加減が必要ですが、最初のゴールを「ラウンド」にすると、そこまでにやらないと、という気持ちになり、初動がよくなります。私の場合、8月に「ゴルフやろうかな・・・」というムードになり、じゃあというわけで10月にラウンドをターゲットとしてセットされ、クラブが届いて、あわてて10月めがけてレッスンに通う、という形になりました。

 

2)まずはレッスンにいかせてあげましょう

自分が先輩だと思うと、教えたくなります。でも、そこは関係が近い分、なかなかお互い素直になりにくい部分もあり、そこに無駄なストレスが生まれたりします。基本を最初に覚えたほうが成長が速いということもあるし、第三者がいたほうが逃げ場があるということもあり、まずはレッスンを勧めましょう。私は最初から「出だしはとにかくプロに教わったほうが速い、自分の経験からも、その方がよい」とダンナに言われ、通っているスポーツクラブの個人レッスンに駆け込みました(運よくPGAのレッスンプロにあたり、今でも個人でレッスンを受けています)。先生は、初心者は初心者として扱うプロなので、プレッシャーも焦りもなくクラブを握れるようにしてくれます。

 

3)初ラウンドは、「ゴルフ」について伝えましょう

これは、裏を返せば「スイング」についてはコメントしない、ということです。どうしても最初は大たたきをします。当たり前です。どんなにレッスン受けてもアンジュレーションは初体験。緊張もするし、ミスればミスるほど混乱して緊張します。いいと思ったら褒める。あとは、失敗してもスイングについてはコメントしない。まずはラウンドに出てきたことそのことが、大きな第一歩なのです。

 

逆に初ラウンドで伝えることは、カートの停め方とか、プレイファストがなんで大事なのか、とか、グリーン上のマナー。なぜそれが大事なのかというと、これが「君が友人とかと一人で回れるくらいようになったときに、こういうことこそが大事なんだよ」という未来を見せてあげる会話になるからです。

 

最初は知らないことが山のようにあります。それでなくてもミスショットがあって力が入ります。でもそれはそれ、これはこれ。細かいことは続ける内にだんだん身についてきます。大切なのは、「君が続けるとこんな世界が待っている」ということを、叱らず怒らず、ゆったりと見せてあげること。もっとうまくなったら、もっと楽しいかもと思わせること。モチベーションが最重要ポイントです。続かなければうまくはならないですから。

 

1回一緒にまわって「もう2度とゴルフやらない」となってしまうケースは、多分このあたりにズレがあるのではないかな、と思います。

 

 4)自分もまだまだ成長途上、という姿を素直に見せましょう

ゴルフに終わりはありません。奥様との比較では自分が圧倒的に上かもしれませんが、上には上がいて、自分も頑張っている、悩んでいる、困っている、という姿を素直に見せることが、相手の気持ちを楽にします。気張らず、カッコつけず、自分に素直に、ですね。一緒に成長しよう、という姿勢が奥様を安心させます。

 

5)「君がゴルフ始めてよかった、今日もラウンド楽しかった」と言葉にしましょう

これ、一番みなさん苦手かも(笑)。言葉は「言霊」。きちんと言葉にしましょうね。女性はとても言葉を大切にします。

 

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こうやって整理すると、ダンナさんの役割はきっかけづくりとモチベーションアップ。指導ではないんですね。要は、愛です、愛(笑)。

 

私自身、ダンナさんのおかげで、本当にゴルフを始めてよかったと思っているので、ひと組でも多くの夫婦プレイヤーが 誕生することを願ってやみません。

 

みなさん、あらためて奥様、誘ってみませんか?きっと、楽しい時間になりますよ。