ゴルフを始めて3年目に入りました。
そして、だんだんそれなりにゴルフらしく回れるようになって、それまで気にしなかったことを考えるようになりました。
「ちょっと後ろから打ってみようかな」、というティ選択です。
で、なんとかレディースでベスト90が出て、だいたい90台中盤で回れるようになった昨年秋くらいに、「レギュラーで回ってみようよ」とダンナにいわれるようになり、ティを白に変えました。
さて、そんな私が白から打つとどうなるか。
まず、当然、総距離が長くなります。
さらに、コースとティは飛距離との相関関係で設計されているので、ティーショットの着弾点がなかなか微妙な位置になります。場合によっては、フェアウェイの隅っこになんとか引っかかるくらいで止まるという場合も。
距離的にウェッジ48度で打ってグリーンに乗せればよかったところが、7番で載せないといけない、という距離になったりします。全体としてクラブ選択がまったく変わってしまうんですね。
で、コースによりますが、打数が5から10打くらい増えます。というわけで、そう簡単に90台が出にくくなりました。
いいこともあります。ダンナと2サムの時には、レディゴルフができたり、前カートがそこそこ離れれば私から打って時間を節約することができる。4人で回るときも、全員でそろって移動できるので進行がスムーズになります。
・・というわけで、爆発的にスコアが悪くなるわけではないし、まずはレギュラーで90台の安定を目指せばよいかと思ってやっていたのですが・・・。
先日、友人で、某カントリー倶楽部の総支配人(当然シングル、実業団の主将もやっていた大ベテラン)と一緒にラウンドする機会があり、そこで彼にとても説得力のあることを言われました。
「ゴルフは、パーオン以下を狙うゲーム。そういう意味では、男子並みの飛距離がない女子がレギュラーで回ると、パーオンの可能性は理屈からいってとても低くなります。ゴルフの本来の面白さが減ってしまう。練習でレギュラーを回るのはいいと思いますが、レディースで確実にパーオンできるようになる方が楽しいし、本当にうまくなる早道ですよ。」
なるほど。確かに、白ティでまわると、どう頑張ってもパーオンできないホールがほとんどなので、総スコアで100が切れればいいや、という曖昧な目標で全体を帳尻合わせを試みてしまう。アプローチとパターでなんとかやりくりしてパーやボギーはとれても、バシッとパーオンして2打で入れる、という爽快なゴルフにはなかなかならない。
そういう意味で、「どうせ乗らないから」という気持ちで前進し、最後は運に賭ける、みたいなゴルフになっていたのは事実でした。
「グリーン周りは当然大事。練習もしてください。でも、とにかくPAR4なら、2打目で乗せる。PAR5なら3打目で乗せる、ということに執着してプレイしないと、”本当にうまい人”にはなかなかなれないんです。だから、無理してレギュラーから回らずに、きちんとレディースからパーオンゴルフを着実に狙ったほうがいいんです。そうやっていると、結果的にうまくなり、飛距離も伸びて、レギュラーで回った時もそんなに差がなく回れるようになりますよ。」
というわけで、その翌日は久々にレディースから回りました。で、言われた通り、パーオンに執着してやってみたのですが。。。
実はとても難しかった。
どうしても危ないと刻みたくなります。「スコアを出すならリスクを回避」と守りのゴルフをしていたのですが、確かに「打つ」と決めて乗せられるかどうかが攻めのゴルフの鍵。さらに「乗せよう」と意思を持つと、無駄に力が入ってミスショットが出ます。結果論乗る、のではなく「乗せる」と決めて確実に乗せることの難しさを、痛感しました。
で、ドタバタした結果、スコアは97。きわめて可もなく不可もなくの普通のスコアにはまとまりましたが、目指したゴルフを徹底できたかというと、なかなか思い通りにいかなかった。
そんなわけで、私はちょっと初心に帰って、スコアよりも内容を目指し、レディースでもうしばらくしっかり回ってみることにしました。(たまにはレギュラーで遊ぶけど)
なお、その総支配人に教えてもらったもう一つの至言があるので、おすそ分け。
「パーをとるためにパーオンを狙うわけですが、パーをとるには、あわせて”ダボを打たない”ということがポイント。回るときに、ダボでもいいや、ではなく、は”ダボはNG”だと意識し、ダボを打ったらその理由をきちんと分析し、再発しないようにしましょう。ちなみにダボを打つ理由は6つしかありません。これを覚えておきましょう。」
★ダボになる6つの要因★
1)OB
2)バンカー2度打ち
3)パーオンで3パット
4)ショートでワンオン4パット
5)アプローチ乗せ失敗
6)2打目以降で池ポチャ
ダボを打ったら、どの理由だったかをメモっておきます。そうすると、自分が侵すミスの傾向や、どういう場所で何をしてしまうのかが見えてくるので、再発防止につなげることができる、ということです。
目指せパーオン、ダボ撲滅、を胸に、これからも頑張ります。