初ラウンドからちょうど2年。100を切り、そろそろ90台中盤に落ち着かせたいと思うようになってきたこの頃。毎回ラウンドのたびに悩ましいなあ、と思うのは、昼時間のことです。
「ただの素人ゴルファーアラフィフ女」であることは自覚しつつ、でも日々成長したいという欲求と、練習やレッスンで習得したことの再現性への執着に激しく駆り立てられているので、毎回相当の集中力を振り絞り、(恐らく)必死の形相でプレイしている私。
前半が終わって調子良ければそれをキープしたいし、調子悪ければ、なんとか後半にむけて気持ちを立て直したい。
そんな切実かつ重要な切り返しの瞬間に、無情にも挟まれるのが「昼ごはん休憩」なのです。
海外ではスループレイが当たり前ですが、日本ではだいたい45分くらい、長ければ1時間くらいの休憩時間があり、ここでレストランにあがりますね。
そして目に飛び込んでくるのは、美味しそうな生ビールのバナー。そう、私は無類のビール好きなんです。
温泉旅行にいくと、朝風呂の後に朝ビールを飲んでしまうほど、時と場所を選ばずビールが飲みたくなる私が、この状況で飲まないという選択肢がない。暑かったり蒸したりしていたらなおさらです。
キャップをとり、レストランの席に着き、おしぼりで手を拭きながら
「飲んだら崩れるのではないか?」
「いや、むしろ力が抜けて調子があがるのではないか?」
「じゃあやっぱり飲むか、でも飲むならグラスかなジョッキかな?」
「うーん、こわいからジョッキはやめておこうか(実は飲んだら大差ないんだけど)」
と葛藤を経て、カードホルダーをみせながら、「生グラスで」とオーダーするのがいつものルーチン。
では、肝心なスコアはどうか、というと、実は多くのケース後半の方がよいという皮肉な結果もあります。やっぱりリラックスして自然体になる、ということなんでしょうか。
そんな中、昨日は前半、ドライバーもアイアンもアプローチもパターも絶好調にもかかわらず、本番で突如、ひたすら5Wと7Wが中途半端にシャンクし続けるという事態に陥りました。
二打目を失うからゲーム設計は不能に。わけが分からず気持ちも頭も落ち着かないまま入った休憩時間は45分。もはや食欲もなし。
そこで、ダンナから「スイングはおかしくない、ミスから始まった悪循環で気持ちの問題が大きいのでは?」というアドバイスをもらい、アンジュレーションのウッドのシャンクの原因をサイトで調べて心あたりをみつけ、グラスビールだけ一杯飲み干して、クラブ二本とともにレンジに走りました。
時間がないから都合15球。あらためていつものスイングでクリアに打ち、余ったボールは隣にあげて、後半のティーグラウンドに戻りました。
結果、後半のウッドは完全に復調。スコアもリカバリーをして、納得のいく着地に。
今回のことでわかったのは、ビールを飲むか飲まないかが問題なのではなく、自分自身の状態を自分でコントロールできるかどうかが問題なのだ、ということ。自分を知り、対応する。これはゴルフも仕事も同じですね。
ということで、これからは心置きなくビールを飲むことにしました(違)。
みなさん、絶好の季節、ラウンド楽しんでください。